【7時間の長距離鈍行】飯田線完乗旅行〈後編〉
前編→http://soburapid217.hatenablog.com/entry/2019/08/15/102507
※この記事で紹介する時刻、列車はすべて2019年3月16日改正の平日ダイヤです。
前回の続きです。
前回は天竜峡駅で終わりましたね。
天竜峡を出発すると天竜川と並走します。奥の赤い鉄橋が良いアクセントですね。
飯田線は私鉄時代の名残でこのようなきついカーブが多いです。そのため平均速度や走行距離が長くなるため時間がかかるのです。
天竜舟下りの広告。だいぶ古びていますがやってみたさはありますね。
天竜峡を出てしばらくすると天竜川が見えなくなり、少し標高が上がった気がします。
上の地図を見ると分かる通り、下山村ー飯田ー伊那上郷はΩ状のカーブになっており、更に駅数が多く飯田で時間調整をする列車も多いのです。そこをショートカットするエクストリームスポーツが下山ダッシュです。
GoogleMapで検索してみると下山村ー伊那上郷は歩いて25分程度(ほぼ直線距離)。
519M(飯田で8分停車)はそこを21分で走破するので、全力で走ればもしかしたら間に合うかもしれません。
鼎です。これは駅名というか漢字自体が難読ですね。
路線名にもなっている飯田駅に到着。豊橋から4時間経過しています。
豊川、新城、天竜峡、飯田などの点々とした年を結んでいくのが飯田線の特徴ですね。
8分の停車時間中に下車印をもらい、乗車電や駅舎を撮影。
2枚目の奥側に止まっている長野色の211系は長野発飯田行きで運用された後、留置中っぽいです。
駅舎をスマホの広角カメラで撮ったver。強烈な赤色の屋根とステンドグラス?が特徴的な駅舎ですね。
都市を一望できる所を走っています。映像からも分かる通り、カーブで速度が落ちています。
伊那大島で列車交換待ち。ホームに花壇があるシャレオツな駅です。
長時間停車でのんびりと旅をしている感じが出てて良いですね~
鉄道版ヘアピンカーブ。天竜川とは少し離れた位置を走行しています。
入道雲×山。THE夏という感じの車窓です。
大沢信号場で行き違い。全線を通して運転する列車は少ないものの、この地区はそれなりに本数がある(とは言っても1時間に1本程度)ので行き違いが多いです。
伊那本郷駅。久しぶりにPC枕木を見た気がします。
田切駅。地方路線の高架駅って独特な雰囲気ありますよね。
駒ヶ根駅で8分停車。乗車から5時間半経っていますが不思議とまだ飽きていません。もうラストスパートですね。
辰野まであと1時間。
赤木駅ー沢渡駅間にある、JR最急勾配である40‰の勾配を下ります。勾配標は見えたでしょうか?ここを通過する瞬間、後ろに持ってかれる感じがしましたね。
田園を疾走。豊橋で見た朝日はもう夕日に変わってしまいました。
対向列車遅れの影響で少し遅れていました。ただ、6時間近く定時運行をしていたのは本当にすごいと思います。
そして飯田線の終点、辰野に到着。豊橋~辰野間195.7kmお疲れさまでした!
しばらく中央線の大八廻りを走って519Mの終点、岡谷に到着!
豊橋から205.2km、所要時間6時間51分でした。
↑(ほぼ)7時間座った座席。
隣には特急あずさ30号が止まっています。これに乗れば千葉まで一気に帰れるのに...
岡谷からは中央線経由で帰りました。
#soburapid_乗車録
— S'Rapid217 (@soburapid217) August 8, 2019
【路線】中央本線
【種別】普通
【行先】甲府
【列車番号】444M
【乗車区間】岡谷ー小淵沢
【使用車両】211系6両
【備考】ボックスシート車 pic.twitter.com/P6d2tsFPUg
#soburapid_乗車録
— S'Rapid217 (@soburapid217) August 8, 2019
【路線】中央本線
【種別】普通
【行先】大月
【列車番号】350M
【乗車区間】甲府ー大月
【使用車両】211系6両
【備考】ロングシート
#soburapid_乗車録
— S'Rapid217 (@soburapid217) August 8, 2019
【路線】JC
【種別】中央特快
【行先】東京
【列車番号】2020M
【乗車区間】大月ー東京
【使用車両】E233系10両
【備考】高尾まで各停
【感想】
飯田線は駅間が短いため、7時間の長時間乗車でも飽きませんでした。また、乗車する際には下調べをしておくのが良いと思います(秘境駅、JR最急勾配など)。
車両はボックスシートであまり快適とは言えませんでしたが、長時間停車などで気分転換もでき、良い旅になりました。飯田線は特急も走っているので、途中まで特急で行くのもいいかもしれません。