【7時間の長距離鈍行】飯田線完乗旅行〈前編〉
お久しぶりです。今回は2019年夏に青春18きっぷで飯田線を完乗してきた様子をレポートします。最後まで見ていただけると嬉しいです。
※この記事で紹介する時刻、列車はすべて2019年3月16日改正の平日ダイヤです。
上野東京ラインの開業で殆ど見られなくなった東京始発の東海道線。
東京駅の下り東海道線の始発電車です(5:20発)。
#soburapid_乗車録
— S'Rapid217 (@soburapid217) August 7, 2019
【路線】JT
【種別】普通
【行先】沼津
【列車番号】321M
【乗車区間】東京ー三島
【使用車両】E231系ヤマ後期10両
【備考】東京始発
ボックス確保は失敗し、脇のロングシートで三島へ向かいます。
始発なのにかなり混んでいました(18きっぷ期間だから?)。
三島に到着(7:22着)。三島始発の東海道線に乗り継ぎます。
駅名標。ナンバリングが加わっています。
三島駅名物のホームの窪み。これは修善寺行きの特急踊り子が当駅から伊豆箱根鉄道駿豆線(通称いずっぱこ)に直通する際、建築限界に引っかからないように設けられています。
三島から乗る普通列車に313系3000番台が充当されていました。
3000番台は御殿場線などで運用されるワンマン対応のボックスシート車です。
ほぼロングシート車で運用される東海道線静岡地区で進行方向向きのシートに座れるのはかなり珍しいのではないでしょうか?
#soburapid_乗車録
— S'Rapid217 (@soburapid217) August 7, 2019
【路線】CA
【種別】普通
【行先】静岡
【列車番号】741M
【乗車区間】三島ー静岡
【使用車両】313系+211系
【備考】
この電車で静岡まで向かいます(7:29発)。車内がボックスシート装備であるせいでかなり混雑していました。やはりこの区間にはロングシートが妥当でしょう。(中の人は沼津で運良く座れました)
車窓を写す余裕もなく、静岡に到着(8:29着)。
浜松行きに2分乗り換えしたので顔面を写す余裕がありませんでした。
#soburapid_乗車録
— S'Rapid217 (@soburapid217) August 7, 2019
【路線】CA
【種別】普通
【行先】浜松
【列車番号】739M
【乗車区間】静岡ー浜松
【使用車両】211系6両
【備考】上げ忘れ
211系6両になったのでだいぶ車内は空いているように見えました。
浜松まで乗車(8:31発)。
この列車の車内で朝食を食べました。
浜松に到着(9:43着)。ここからは速達列車が運行される区間であり、さらに313系の転換クロスシート車がメインとなるので、快適な旅ができます。
東京からずっと同じ乗り継ぎをしていそうな18きっぱーの方々も多数見受けられました。途中の豊橋まで乗車(9:44発)。
#soburapid_乗車録
— S'Rapid217 (@soburapid217) August 8, 2019
【路線】CA
【種別】新快速
【行先】大垣
【列車番号】2311F
【乗車区間】浜松ー豊橋
【使用車両】313系6両
【備考】
車内は再び混雑し、座れず。豊橋はすぐに着くので立っていても大丈夫でした。
そもそも静岡からの電車が浜松に入線するタイミングでかなりの人が乗っていたので、どうしても座りたい人は後続に乗ったほうがいいかもしれません。
豊橋に到着。東海道線はここまで。ちなみに東京5:20発の東海道線(321M)から乗り継いでいくと名古屋には11:12着、米原には12:46着、京都には13:43着、大阪には14:13着、姫路には15:17に着き、厚狭に23:58に着きます。
発車標です。愛知県で長野県の駅名を見るのはなかなか新鮮。〔船町、下地通過〕と書いてあります。この二駅は豊橋の隣とその次の駅で、区間運転の普通列車が中心に停まる駅となっており、519Mのような長距離列車は殆ど止まりません。
豊橋の飯田線ホームには名鉄線も乗り入れており、前述の船町(正確には旧平井信号場)まで飯田線と線路を共用しています。
youtu.be昼食を調達し、2番線で待っていると、飯田線519M列車が入線してきました。
こちらも313系3000番台ですね。ワンマン対応ですが519Mはツーマンで運行されます。
これから約7時間お世話になります。
豊橋を発車します。映像にあったように前述の2駅を通過します。
豊橋の段階では大体の席が埋まるほど混雑していましたが、豊川あたりを過ぎると空いてきました。
最初の停車駅、小坂井です。終点までまだあと90駅以上あります。
本長篠まではこのように平地を走っていきます。また飯田線で最も輸送が盛んな地域でもあります。
長篠城到着の前に観光案内が流れました。普通列車でこのようなことをするのはかなり珍しい気がするのですがどうなのでしょう?
本長篠で17分間の停車。この時間を使い、またもや飯田線の観光案内が。車掌さんのご厚意でやっているのでしょうか。(18きっぷ期間だから?)
案内にもあった通り、飯田線は4つの私鉄路線を統合した路線であるため、他の路線とは違う特徴があります。
外に出ました。いかにも「夏」という空と日差しです。
伊那路2号と交換。地方交通線に特急が走っているのは面白いですね。
本長篠を過ぎるとこのように川と並走し、山を走るようになります。そのためトンネルも多くなります。
並走している川は天竜川...ではなく案内にある通り板敷川(宇連川)です。
三河槙原で213系と交換。
昼食に、豊橋駅で売っているいなり寿司を食べました。
写真は三色稲荷で値段は620円です。(豊橋周りで行ったのはこのため)
中部天竜付近の線形はこんな感じになっています。なぜか迂回していたりトンネルだけは異常に直線だったりと面白い線形です。
またこのように地方の路線としては駅間が非常に短いという特徴もあります。駅がどんどん来て飽きません。
水窪駅です。〈みずくぼ〉って読みたくなりますが本当の読み方は〈みさくぼ〉です。
静岡県最後の停車駅、小和田。飯田線秘境駅と呼ばれる内の一つになっています。周辺の民家は佐久間ダムの完成により沈められ現在は集落が残っていないらしいです。また愛知県、静岡県、長野県の三県境が近いことも特筆点です。
長野県最初の駅もまた秘境駅。しかし周辺には民家が点在しているのだとか。
駅名が面白いですね。
伊那小沢駅で対向と行き違い。左手に見える天竜川を眺めつつ待っていると、転換クロスシートの車両がやってきました。
大嵐駅〈おおぞれ〉からはずっと天竜川と並走します。下り(辰野方面行き)の場合は進行方向左側、上りの場合は進行方向右側に座ると良いでしょう。
3つ目の秘境駅&難読駅名、為栗〈してぐり〉。初見殺しですねこれは。
観光ツアーの方々が乗って来ました。
4つ目の秘境駅、田本。草の生い茂り具合からわかるでしょう。
千代駅も秘境駅となっています。駅名標を触ると長生きできるとか。
そして豊橋~岡谷のだいたい折返し地点に当たる、天竜峡駅に到着。
当駅で運転士と車掌がそれぞれ交代しました。まだ岡谷まで3時間半。頑張ります。
続きは次回へ